＞朝日「強引な海洋進出の中國対処は必要」

朝日新聞は「空母に空母で対抗する発想は危うい」と書いている。

なぁんだ、あの朝日新聞の政治記者でも軍事には素人同然でしたか、そんな評論文をミリタリー雑誌に朝日新聞の名で寄せてみて下さいな。間違いなく、丸めてゴミ箱へ直行処分になります。

中國海軍の空母と、海自強襲揚陸艦改造型空母の、配備目的は違ってます。そして搭載する戦闘爆撃機の能力そのものが大違いです。

中國空母打撃群フォーメ―ションは、海自強襲揚陸艦改造型空母打撃群フォーメ―ションには勝てない。同時に、中國の空母戦術なら東シナ海で海自空母に圧倒的に不利になる。

どんなに中國が空母を量産しても、海自強襲揚陸艦改造型空母が搭載する戦闘機の能力差が、中國空母を一番危ない目に遭わせる。

そもそも、海自搭載のステルス垂直離着陸機ライトニングに勝てる戦闘機を中國とロシアが製造する能力がない。


中國海軍の空母は、中國の夢で在る①第二次列島線と言う大平洋の５０％の海域を侵奪する国際条約否定の違法な領海線実現のための海洋進出戦略を担保させるためと、②一帯一路と言う中國～南シナ海～インド洋～アフリカ～中東～東欧～西欧を結び一大経済圏実現の構想を支援するために、中國の軍事力を経済圏の諸国に威嚇するために在ります。

その①と②が実現出来たら、中國は地球の５０％を支配する人類史上初のメガ帝国になる事が出来る。それを習主席が夢見ている。

その初代帝王が習主席で在り、そうすることで中國４０００年の政治史でチンギスハンを超えた偉大な皇帝として、習主席の名が刻まれることになるのです。

それを、自分が偉大な皇帝になるのを生存中に見届けるために、今年３月に習主席が自分を終生国家主席として憲法を改正しました。

なんと、習主席は、正気の沙汰とは思えないと誰しも思うでしょうが、至って大真面目なのです。それが中國の伝統的な政治性質＝中華思想と言う捻じ曲がったな思想なのです。


海自強襲揚陸艦改造型空母は、東シナ海でも膨張主義侵奪政策を執る中國軍対峙のために在ります。尖閣諸島が盗られる前に、中國軍を叩き潰す能力が今の自衛隊に在ります。

２０１７年に習主席が尖閣諸島を「中國の不可分の領土」と国是に定めました。すなわち、尖閣諸島を台湾と同じ扱いにした有事を朝日新聞が知らん振りしている。

中國は不可分の領土である台湾をいざとなったら武力統一すると宣告している。同じ不可分の領土である尖閣諸島も武力侵奪扱いにしたのを玉城デニー知事が県民に黙っている。

朝日新聞は「空母には空母では危うい」と書いたが、主権防衛戦略に於いて外敵よりも抑止力が劣っていたら、容易く侵略されてしまう事になる。

そんな当たり前のことを、朝日新聞は知らないでいる。

侵略を防ぐためには、常に外敵よりも抑止力が優っていないといけない。そうすること
で、外敵が「日本には勝てないや」と想ってしまい、それが武力衝突を防ぐ事になる。

すなわち、常に日本は負けない軍事態勢で在るから、外敵と戦う必要がなくなるのです。それが本当の専守防衛の礎なのです。

その礎がない国防の次元に於いて、識者たるものが無暗に裏付けが無い専守防衛と言う好い加減な流布を国民にしたらいかんのです。

朝日新聞は「空母に空母で対抗する発想は危うい」と書いているが、その記者の発想そのものが専守防衛論を理解していない。

「空母に空母で対抗する」と言う発想そのものが、朝日新聞が戦争を前提に日本が腰を引けと聞えて来る。

戦争を防ぐためには、日本が外敵よりも抑止力を高める事が一番の戦争防止策になるのだ。朝日新聞は、戦争を防ぐためには日本の抑止力をどうするべきかを自問する新たな能力が必要なんです。

今の朝日新聞の思想なら、国防のために日本人は外国と戦争をせざるを得ないでは在りませんか。朝日新聞さん、国軍自衛隊と言うのは二度と祖国を戦火にまみえさせないと決意して毎日防衛に頑張っているのです、記者は稚拙な思想で拙速に誤解しないで下さいな。